『空電の姫君』全3巻

2017年に幻冬舎で連載開始するも「オトナの事情」か未完のまま、登場人物はそのまま、話は橋渡し、タイトルだけ短縮して講談社に移籍刊行。
エンタメ業界な内容だが、この新型コロナウイルスの渦中(2021年)に最終巻が出ている*1
俺にしては珍しく「新しい」作品に手を出したもんだ。
作者あとがきにあるように
「音楽は舞台装置で女の子二人の友情みたいなものが描きたいなあと」
いうことらしかったが。

…エンディング。なんだかとっても、身につまされた(のひとことに尽きる)。

*1:話中にはコロナ禍の影響は一切描かれていない

独り者と、偏屈と。

テレビドラマでも小説でも、いい年して独り者でいるヤツは、物語のキーマンであることも多いが、だいたいよく言ってキャラ濃い目、どこか変人だったり偏屈に描かれがちなものだ。
我が国においては、統治上の都合だけでなくかように文化的にも、国民の最小単位は未だに個人じゃなく「家族」なのだ。
俺自身は、おせっかいな両親や親戚がいて適齢期になるとしつこく結婚を勧められた、などという経験は皆無で、恐らくは重度のアトピーだったからハナから「圏外」扱いだったのだろう。
そういう意味では、人目を憚らない青春時代を過ごさせてもらったが。
音楽仲間で俺と同じ世代の独り身男性に対しては、複数の友人たちがそんな身の上を心配する発言を何度か耳にしたこともあったが、この手の話題で俺の名前が出たことも、ないなぁ…まぁ本人を前に、する話でもないだろうけど(人望薄いし)。
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ベートーベン/ピアノソナタ集

この流れで、無償に聴きたくて仕方なくなってしまった。
「月光」に加えて「熱情」、「悲愴」。いずれも多感な高校時代に初めて聴いて、衝撃を受けた曲。
都内の実家に帰れば、もちろん俺自身が持っているCDに加えて両親の所蔵音源も含めると、演者が違うのがごろごろ出てくるほどメジャーどころな曲ばかり。

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『傷だらけのピアノソナタ』

仕事が休みの今日は14時過ぎからようやく少し、ピアノに向かうことができた。
一連のクラシック曲を弾き直すきっかけにもなった『傷だらけのピアノソナタ』は昨夜、残念ながら最終3巻まで読み終えてしまったが。
2巻の終盤にベートーベンのピアノソナタ「月光」の話が出てきたので(さすがに俺の手に負えるのは1楽章だけだが…高校生のとき、初めて弾いた)。
丁度Bluetoothヘッドフォンに充電を仕掛けたタイミングで、弾き終えたら充電が終わってたから、いつの間にか他の曲も含めて2時間くらい、夢中になって弾いてたらしい。

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